最新テーマ「2003年新茶」山峡・Tukiji〜やまかい・築地〜産地紹介

〜Menu〜
静岡7132
望月

玉川横沢
山峡・築地
大葉水香
水香清茶
摩利支
丸子佐渡
玉川の茶匠・築地勝美さんの「山峡〜やまかい〜」


 玉川地区寺尾。山道を登った先に築地さんの山峡の園はあります。ここには天然記念物のニホンカモシカが生息しています。園地の様子を観に行きました際に、石部も3頭のカモシカに出会いました。

   画面の柿の樹の向こう側の一見、緑が薄く見える茶園が「山峡・築地」の栽培地です。その理由は、近くに行くと驚きと共にわかりました。

 お茶の「芽」の数を驚く程に少なく仕立てた「芽重型」茶園です。新芽は出ていますが芽の数が少ない為に、畝面が透けて見えているのでした。ここまで、芽の数が絞られているからこそ出来る強い茶芽です。

 芽の数が多くなればなるほどに、お茶の「葉」は小さくなります。それは翌年の新芽を育てる葉が小さくなる事を意味します。大きく育てられた「親葉」によって新芽を育てる

 そして、摘採がしやすいように畝とした「切り生え」の仕立てとする。お茶づくりの理想型のひとつが具現化された園地でした。

 『農とは技術である。』と今さらながらに感動を覚えた石部でした。