◆ 急須の形 ◆

 急須には様々な形がありますが、注ぎ口に対して大体90°(大体=若干注ぎ口側に近く)の位置に取っ手があるものが使い易いでしょう。また胴の部分も推薦している急須の形がいいでしょう。

取っ手はこの位置
この程度の胴の形

理由は
  1. 手首の回転だけでお茶が注げること。(微妙な調整が可能。)
  2. 取っ手を持ちながら片手で蓋が押さえ易いこと。
  3. 注いだお茶の濃さ(水色)を見るのに手が邪魔にならないこと。(視界を遮らない。)
  4. 急須の壁面が球状であり、茶葉が適度に動き易いこと。(ほど良く茶葉が撹拌される。)
  5. お茶を搾りきるのに適していること。

等があげられます。

お茶を注ぐから搾りきるまでが肘から先の部分のみで可能です。 注ぎ口が見えやすい位置にくるのでお茶を注ぎわける際の「水色」による「濃い」「薄い」がわかりやすい。

 馴染み深い形の急須ですが、とても良く考えて作られています。これ以外の形の急須やポットを思い浮かべてください。これ程使い勝手の良いものは思い当たりません。1〜3人分のお茶を入れる道具としては完成していると言えるでしょう。私はこの形の急須を使う度に、「この急須を考えた人は天才で、本当にお茶が好きな人だったに違い無いなあ。」と思ってしまいます。


〜〜 急須のご用意が出来ました。 〜〜
お茶を楽しむにはまずは『急須』から


急須選びの最初のページへ戻る
急須の話「大きさ」
急須の話し「バランス」
急須の話「網」
錦園TOPのページへ