残留農薬の検出

 残留農薬は日本国内で流通している緑茶について検査をすると、そのほとんど100%が、国内基準以下の結果となっています。

 特にその中でも静岡は平成6年から、より厳しい農薬基準が採用されています。(使用方法を守って使われたは農薬は、収穫後のお茶からは、検出されないのが普通です。)

農薬の分解について

  • 農薬は太陽光線と土壌の微生物によって分解されます。また、土壌中の農薬は地表数cmに留まり河川や地下水を汚染する事はありません。
  • 農薬は無害な二酸化炭素と水に分解されます。

農薬について

  • お茶に関していえば、現在日本で認可され使用されている農薬は安全基準と、安全日数(農薬が無害化するまでの日数)が守られれば、現在の検査技術を以てしても「検出されない」か検出されても人体、動植物に影響が出るようなレベルには有りません。(静岡の茶業で安全日数は21日とされています。)
  • 近年の殺虫剤の動向としては、虫を殺す事より発生を抑制する方向へと変わりつつある様です。
    *虫の「さなぎ」を硬くして脱皮ができないようにしたり、またはその逆で柔らかな「さなぎ」しか作れない様になる成分の薬が使用される事もあるそうです。

減農薬、無農薬の最大のメリット

 私見ですが最大のメリットは生産農家の方の「農薬による健康被害を少なくできる事」(農家の方が農薬を体内に取り入れてしまう量は一般人の比では有りません。)この事だけを考えても「減農薬、無農薬」はとても価値のあることだとは思いませんか?農家の方は、大地からの恵みを我々に届けてくれる担い手なのですから。


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