7/3 台湾茶業に関する講演会に参加させて頂きました。

台湾茶に関しての講演の他に台湾茶の試飲会もあり非常に興味深い内容でした。

講演「台湾茶業の発展」徐英祥先生
講演「台湾における茶研究の現状」 廖慶木梁先生

主催/お茶の郷博物館・静岡県お茶と水研究会
日時/平成12年7月3日(月)
場所/お茶の郷博物館
協力/大妻女子大学

徐英祥先生

 台湾茶に関する生産地ごとの 生産量の推移や品種のお話等、非常に興味深いもので、中でも「烏龍茶と包種茶の違い」についてはとても面白い内容でした。烏龍茶と包種茶では茶樹自体は同じであっても、摘期から製造工程において異なる事等が知らされこれまでの疑問点のいくつかが氷解した気分でした。
  • 摘期が烏龍茶のほうが包種茶より5〜7日はやい。
  • 発酵は烏龍茶の方が進んでいる。(これは水色を見ても明らかです。)
  • 発酵の度合いは「カテキン」の酸化しているパーセントでとらえているとの事で烏龍茶は約57〜58パーセントが酸化し、包種茶は約10パーセントの酸化に留まるとのこと。
  • 釜の温度は烏龍茶が約150度、包種茶が約160度。
  • 撹拌の工程も烏龍茶の方が強い傾向にあり、この事も水色の違いとなってあらわれる。等

 また包種茶は花茶として誕生し、二人の茶師によって「花」を使用しなくても、十分な香りのするお茶に完成されて行った経緯についてのお話も有りました。

台湾茶の試飲は以下の5種でした。

  • 文山包種茶
  • 凍頂烏茶
  • 鉄観音茶
  • 阿里山高山茶
  • 東方美人
  • 別枠に金萱茶

 お茶と水の研究会会員で「好みの順」で順位付けのアンケートが取られましたが、その結果は
  • 1番 同数で東方美人、阿里山高山茶
  • 3番 文山包種茶
  • 4番 凍頂烏龍茶
  • 5番 鉄観音茶となっていました。

 

今回の試飲方法では、お茶の入れ方、使用した湯の温度、茶のグレード等を含め「台湾茶のどれが良いもの」という優劣が付けられるようなものでは無かったのですが、お茶の種類による違いの様なものを感じる機会にはなっていた様です。

個人的には今回の試飲で欠点が感じられなかったのは、「東方美人」と別枠の「金萱茶」の二つでした。東方美人はと「品の良いお茶」としての印象が残り、金萱茶は萎凋香(いちょうか)の面白いお茶でした。

 

 今回の講演は講演者のお茶に対しての情熱、取り組みの心、憂い、誇り、知識の豊富さが感じられてとても満足感の得られた内容でした。


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