茶詰めの儀「こぼれ話し3」

茶箱の保管

今回の本山茶の後熟の検証は以下の3点の比較を行います。
1. 茶壺の中でのお茶の変化。(保存温度は常温)
2. 現代の保存方法=真空と窒素充填でのお茶の変化。(保存温度は茶壺と同じ)
3. 保存温度も含めて現代の方法。(保存温度はマイナス30度)

 検証用のお茶は「茶箱」に入れられて封印されました。茶箱はエアコンの入らない倉庫に保管されます。

 昔は茶箱でお茶を輸送する際は蓋を紙帯で封印しました。今ではもうほとんど目にする事もありません。本山茶研究会のメンバーも懐かしがる事しきりといった様子です。


朝倉氏屋敷跡付近

献上茶に関係した朝倉氏の屋敷跡付近です。

井川から帰る途中で立ち寄りました。道路からは全く見えないのですが一歩入ると山肌には茶畑、平坦地には水田や畑が作られた土地が広がります。とても綺麗な場所で当時はこの場所で自給自足が可能であったで有ろう事がうかがえました。朝倉氏はこの場所に職人や商人と共に移り住んだのでは無いかとの事でした。

付近の様子