茶詰めの儀こぼれ話し2

「柿しぶ」と「和紙」

家元と茶師の最終打ち合わせ風景。

手前に見える茶色の紙は「柿しぶ」を塗った和紙です。

桐の蓋をした後に上から被せ紙紐で縛ります。

柿しぶを塗ると和紙はとても丈夫になります。

しかし、近頃は柿しぶも手に入り難くなってきました。

お茶屋さんの道具に和紙と柿しぶはセットのものでした。


手みの自作

最初の「み」

今回の茶詰めの儀で使用された「み」は「柿しぶ塗りの和紙」を貼ったものでした。

最初は写真のような竹で編んだものだったのですが、

お茶の葉が引っ掛かってしまい非常に使い難かったので和紙を貼りました。

和紙を貼った後の「み」


茶詰めと天気

当日は天候にも恵まれ茶詰めの作業を行うには絶好の日でした。

お茶は湿気を嫌いますので当日の天気は非常に気になっていました。

ちなみに、静岡の梅雨入りは翌日の6/9。

6/9は大雨でした。セーフ。(笑)