★世界O-CHAフォーラム★



< 茶 茶 茶>
〜 明日の茶を考える プロジェクトT 〜


準備中

 2002年O-CHAフロンティアコンテストに入賞した「水香清茶」(使用品種 水見色かおり)を中心に、お茶の品種を活かすというのはどういうことなのか?をテーマに出店を致しました。
 壁には昔の「柿渋が塗られた和紙製大海(だいかい)」(※お茶をいれる袋です。現在はクラフト紙とビニールの3枚重ねか、もしくは窒素充填が可能な袋になっています。)見た目はまるでなめし革のようです。そして、丸いものは台湾の製茶道具のひとつ「ぬんかい」※日本の「み」のような使い方をします。
 奥のテーブルに敷かれた白い布はこれも台湾茶を作る時に使用する「団揉用の布」。和紙を貼った大きな栗のような照明に、太い青竹に生けられた梅の花。多くの出店があったようですがその中で、一風変わった雰囲気の場所、それが< 茶 茶 茶 >と看板が掲げられたプロジェクトTのブースでした


 水香清茶は今回、冷茶と常茶風(番茶風)に呈茶。ワインクーラーの中身は水出しをした「水香清茶」です。(※常茶風:一煎目を水出しにした後、茶葉を捨てずにお湯を注ぎいれっぱなし。減ったらお湯を注ぎ足しを繰り返し5時間。昔の番茶のように生活の傍らに常にお茶があるライフスタイルを提案してみました。)
 奥のテーブルでは急須、蓋碗、茶盤その他を駆使しつつ多くの品種を呈茶しました。中でも驚きを与えていたのは「12年物の本山茶 本山陳年茶:産地 俵峰」時が生み出したその風味は多くの方にお茶の持つ可能性を伝える事が出来ました。

 ステージではイベントが開催され、雲南ナンバーワン茶藝師リュウ・デイさんのプーアル茶を使用した茶藝も披露されていました。その壇上で通訳の任をしていたのは私達の仲間のひとり萬千吉茶坊の勝又綾子さん。(※彼女のいれる水香清茶は素晴らしいです。萬千吉茶坊で、是非オーダーしてみてくださいませ。関連ページ「水見色かおりを飲んでみたい人へ」

生産者:奥から、築地さん、山森さん、望月さん
 プロジェクトTは生産者から消費者までが一緒になってお茶に触れ合っていこうとしています。ブースでは生産者(茶農家)、製茶問屋、小売店、消費者がお茶を中心に輪になっておりました。食をもう一度、農から見直しをしてみる。そのアイテムとしてお茶はとても有効なもののひとつと考えています。慌てずにゆっくりと、プロジェクトTは歩んでいきます。

日  時:
2003年2月14日〜16日
10:00〜17:00まで
場  所:
静岡市池田 国際コンペティションホール グランシップ

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