日本茶専門店 錦園石部商店 
titel 冬の茶園 俵峰のさくらかおり
 

俵峰 さくらかおり
更新1年目の茶園
更新1年目の園
撮影/2007/01/08
 冬の茶園を見て回っています。今回はお馴染みの「俵峰 さくらかおり」。(園地、生産者限定のさくらかおりは18年度総生産量約40kgの稀少茶。)

 実は今年、特に出来上がりが楽しみなお茶です。そのワケは、園地は2箇所に分かれていて一箇所は更新2年目、もう一箇所は昨年更新をしたいわゆる今年「切り生え」になる更新1年目の園だからです。以上のことを考えると、19年の生産量は18年度よりも若干減少、ただし、品質はさらに向上するでしょう。ちなみに18年度は更新4年目の園と更新1年目の園でした。


更新1年目、2年目の園ともにほぼ完璧です。軸の太さ、親葉の全体的な揃い、葉層、ちょっと文句のつけようが無い状態といえるでしょう。素晴らしいですね。
更新2年目の園
撮影/2007/01/08



 

 ツバキの仲間が持つクチクラ層が陽光に輝き、茶園は銀色に輝いて見えます。冬の空に映える美しい風景です。

 左の画像は平均よりちょっと大きめかなと思える親葉。一般的な品種「やぶきた」に比べてかなり大きい事がわかります。(対比にしているにはフィールド行きの際に携帯しているフォールディングナイフ。大きさは約12cm)

 こんな風に扱えるお茶の茶園の様子、製造まで全てを追える幸運、ご協力をくださるに皆さまに本当に感謝です。産地のお茶屋冥利に尽きます。

 今年も茶園に足を運べない方にはインターネットを通じてお茶の様子をお伝えします。そして、機会に恵まれた際にはぜひ茶園へご一緒しましょう。きっと何か大切な発見が出来ることでしょう。


2007年01月09日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


(c) Nishikien. ALL RIGHTS RESERVED.