日本茶専門店 錦園石部商店 
titel お茶屋の愉悦
 蒸し時間は約15秒。原葉に対して、必要十分な蒸し時間であり若蒸しなどといった小賢しいものではありません。












 園地を回り、生産者と話しをし、その園地のお茶そのものを手に出来る。お茶屋でよかったと感じる一瞬です。そのお茶が素晴らしければ素晴らしい程に。

この新芽の不思議さ
2006年5月撮影

 今シーズンもそんな思いになるお茶に出会いました。外連の無いまさに工芸作物である「茶」。茶園でよい生葉を作り、ピンポイントを攻めたお茶です。味、香りともに素晴らしく皆さんに紹介出来る日が楽しみです。

 お茶は見るものではありません。外観を綺麗にせんが為の仕上げまがいの荒茶などに石部は興味がありません。もちろん工業製品のようなお茶にも興味は無い。

 茶園での姿をそのままに伝えられるような、その姿の美しさが目に浮かぶような。製品としてのお茶でありながら美しい。それこそが「お茶」です。

 このお茶の品種は「香駿」生産地は静岡市本山。これぞ次世代の本山茶の一角をなすお茶です。ご期待ください。

 2006年05月11日 石部健太朗



良い道具による充実のティータイム


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