毎度ありがとうございます。錦園店主の石部です。この度は「釜炒り茶 紅ふうき」をお買い求め頂き、誠にありがとうございます。

 紅ふうきは、花粉症の一次、二次予防や、抗アレルギーに効果が期待されている品種茶です。名前に「紅(べに)」がつく品種は紅茶用の品種です。紅茶品種は一般的に、発酵(現象としては酸化)特性に優れるようにタンニンが強いものが多く、紅ふうきも例外ではありません。タンニンは味としては苦渋いもので、これが強い品種を紅茶のように発酵させず、緑茶のようにお茶にすると苦渋味が強く飲み難くなってしまいます。

 さて、紅ふうきに含まれる抗アレルギー効果が期待されている成分は「メチル化カテキン」とよばれるもので、これは紅茶としてしまうと残念ながら、無くなるか、極めて少なくなります。つまり、「メチル化カテキン」を残す為には紅茶とせず、緑茶もしくは緑茶に近い状態のお茶とする必要があるのです。

 毎日飲むものだから少しでも美味しく、飲みやすくを考え、採用したのが苦渋味を少なくする事が出来る釜炒り製法でした。(日本茶の製造方法としてポピュラーなのは蒸気を使用した「蒸し製法」。これに対して熱した金属等により生葉を炒って作るのが「釜炒り製法」です。)※蒸し製よりも釜炒りとした場合の方がメチル化カテキンの残存量が多くなるといった報告もあります。(生葉内の水分を使って「釜炒り茶」は炒り蒸しの状態で製造をする為に成分の流出が少ないからなのでは?とも考えられます。)

補足資料

錦園店主による 釜炒り製 粉末煎茶紅ふうきの効果について。(※石部の体験談です。)

実は花粉症の錦園の石部です。紅ふうきの効果について「効き目の現れる人は6〜7割」言われており、これまで自分は「効き目の現れない4〜3割」の組であると思っていました。しかし、今シーズンはこれまでの飲み方などが適切ではなかったのではと考え、下記のように飲むようにしたところ、その効果を体感出来るようになりました。そこで、私自身の体験談としてご案内をさせて頂きます。

<ご注意>

尚、世間に出回っているすべての「紅ふうき」についてではなく、錦園で販売しております「釜炒り製 粉末煎茶 紅ふうき」についての内容となります。以下、店主石部の状況及び行動、症状などです。

<行動範囲>

2月から3月にかけて東京などの出張や、伊勢丹B1フロアにての催事、山間地を含めた茶園への巡回視察(1週間に2〜3回、1〜3時間のペースです。林業が盛んな静岡は杉林がとても多く有ります。)市街での活動も含めて、花粉に接触する機会は多い方ではないでしょうか。

<プロテクト>

<症状>

朝起床した際に特に目のかゆみ、鼻水、くしゃみがあります。日中もアレルギー症状が出る時は「目のかゆみ、違和感、くしゃみ、鼻水」といった一般的な諸症状が現れます。自分の感覚では軽度から中度の花粉症であると思っています。※以前に医師に花粉症であるとの診断は受けました。

<体験上の感想>

飲んでから約10〜15分で効き目を感じます。私の場合、目のかゆみが一番先に軽くなり、違和感もかなり気にならない程度となります。持続時間は約2〜3時間。時間が経つとアレルギー症状が現れようとします。この時点で追加で1杯飲むとまた症状は治まります。

<使用状況>

<補足資料>

紅ふうき(べにふうきに)ついて

<品種概要>

品種名:べにふうき

育成場所:野菜茶業試験場(枕崎)

来歴 母系/べにほまれ 父系/枕Cd86

べにほまれ:多田系アッサム雑種

枕Cd86:インド・ダージリンからの導入種

早晩性:中性

樹姿:開張型

7月下旬の茶樹の様子

その他:タンニンが強く発酵性の良い品種であり、紅茶は味のマイルドな1番茶に渋味の強い2番茶、3番茶をブレンドし味を調えるとよいとされます。

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Text by 日本茶インストラクター 石部健太朗(02-0362)

販売:日本茶専門店 錦園 石部商店

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